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『JP-23095ラJP-23116ンJP-23076ール』における戦闘シーンのスJP-23084ーJP-23095感

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发表于 2009-1-21 04:47 | 显示全部楼层 |阅读模式
原连接:http://abecasio.s23.xrea.com/report/archive/w_repo_06_2/8.html
【解題】
この鈴木研一郎君の『ドラゴンボール』戦闘シーンのスピード感に関わる分析は、僕のような『ドラゴンボール』門外漢にとっても滅法面白い。真面目にそういっているのだ。マニアは随喜の涙を流すことだろう。なぜか。
  (1)主観的で視野狭窄的、けれどもそれでそのファン気質に個性が出来している。(2)ひたすらトリビアル――けれどもそれで「個別情景」が着実に浮かび上がり、読者は内容を知らなくとも作品を勢いと熱気に包まれながら、現実体験させられてしまう。(3)分析方法が科学的なのか非科学的なのか実は見当がつかず、どこかで「得体の知れなさ」に対する中間態の笑いが漏れ出す。(4)僕がつけたレポートタイトルにあるように、その「白眉」部分では鈴木君の記述の破壊性が猖獗し、結果、意外なことに「詩」も生まれている。(5)文章全体に『ドラゴンボール』がそうであるようなスピード感が接続されていて、それも書き手の愛の証としてメタ的に機能する――
 ともあれ、こんなおかしなレポートをサイトに載せるのは、初めてかもしれない(笑)。だが僕はマンガ講義では常々、読者の視線がコマ間を高速でさまよううち、作中人物が想像裡にアニメイトされると主張している。鈴木君のレポートはその側面掩護ともなりえていたのだった。大体僕は、フーリエ好きから自明なように、「数値」が満載された文章が大好きでもあった。
 鈴木君のレポートで理論的に素晴らしい、とおもった点を四点掲げておこう。(a)新設定の登場予感によってこそ、展開されだす頁群に「期待値」が生じ、作品のスピード感が増す、心情要素がある。(b)スピード感は加速だけの一様性であってはならない――むしろそのなかに「小休止」を含みこむことによって、衝撃と認知にまたがる波動性を形成すべきだ。(3)マンガの効果音(オノマトペ)に奇異なものを用いると、そこが引っかかって読解スピードが減退する。 (4)スピードが高揚してきたとき、ネーム全体が読まれないことがありうる反面、読者は周辺状況を体感的に捉えており、結果、ネーム以外のネームをも無意識的に読んでいる(この実証部分が圧巻)――結果、「客体」である作品が完全に「主体化」される。
  ――こう書いてみると、鈴木研一郎君のレポートは、「マンガ感覚論」のすごく微妙な域にわたっていることが理解されるだろう。最後にもちだされる原作版とアニメ版の比較も、スピード論の観点から、アニメ版の急所を確実に突いている。驚いた。
(阿部)

『ドラゴンボール』における戦闘シーンのスピード感に関する分析(鈴木 研一郎)


「グイン バッドウッズボオッ ドドドドドドドド」
       ――『ドラゴンボール』における戦闘シーンのスピード感に関する分析

第二文学部 表現芸術系専修 三年 鈴木 研一郎
このレポートは『ドラゴンボール』における戦闘シーンのスピード感について分析し論ずるものである。
はじめに戦闘シーンのスピード感についての主観を交えた分析、次にアニメ版と原作の比較を行うこととする。
さて、『ドラゴンボール』における戦闘シーンの魅力とは、その圧倒的スピード感にあると思われる。また、そのスピード感は、「早く次を知りたい」と思う読者によって生み出されるといってもよいだろう。まずは悟空とフリーザの戦いの一部(完全版22巻57~74ページ)を取り上げ、そのスピード感について考えたい。
と、その前に、この18ページ分は『ドラゴンボール』読者にとって相当爽快な展開であることを念頭に置いておいてほしい。
その理由は少なくとも五つ。
 一つは、フリーザの圧倒的な力の前に、誰一人太刀打ちできないという状況であったこと。フリーザは3段階の変身が可能な宇宙人である。変身型宇宙人が出てきたのは、今までにたった3パターンで、一つ目は大猿に変身する悟空や悟飯、べジータなどのサイヤ人。二つ目はザーボン。そしてフリーザである。ただ前の二つは、意図せず変身したり、不利な状況になったから変身したりと、さほど恐怖を与えるものではない。だが、フリーザは第一段階の時点で戦闘力が53万もある。自ら瀕死の状態に追い込みパワーアップを図ったべジータが、第一段階のフリーザと力比べするだけで精一杯の状況で、大怪我の状態から復活した悟空もギニューとの戦いの時点で18万だった戦闘力がどこまで変わることができたか分からない。しかしフリーザは、
①「53万です(20巻24ページ)」
②「100万以上は確実(20巻170ページ)」
③不明(「さ…さっきまでとは ま また別物だぞ」というべジータの証言あり)
④不明(「い…いままでのほうが ずっとかわいかったぜ…」というピッコロの証言あり)
 と次々に他の戦士たちと差を広げており、当時「フリーザには勝てないのではないか」という憶測が読者の間で広がった、というエピソードが残っているくらいだ。この圧倒的不利な状況において悟空が攻勢に出たということは、鳥肌が立つほど嬉しい18ページなのである。
 二つは、伝説のスーパーサイヤ人が登場したこと。唯一フリーザが恐れる存在であると言われるスーパーサイヤ人(21巻118ページ)だが、その「スーパーサイヤ人」という言葉は、はじめにナッパが発して以来(14巻145ページ ただし厳密にはナッパの言う意味とここでの「スーパーサイヤ人」とは異なっている)しばしば会話には出てきても、実際に姿を見た者は一人もおらず架空の存在ではないかと思わせるような展開になっていた。その存在を信じて、自らスーパーサイヤ人になろうとしていたべジータも、とうとうフリーザの前に倒れる。絶望感漂う中、とうとう登場した伝説のスーパーサイヤ人。しかもそれが我らの孫悟空であったとなっては、心躍らぬ読者はいない。悟空の特徴的な頭髪が逆立ち、色も金(連載当初は白?)に変わっている。一体何がどうなったのか、次のページをめくりたくてめくりたくて仕方ない状況だ。
 三つには、元気玉の失敗が挙げられる。界王直伝の、最後の必殺技、元気玉。一個分の惑星ほどもあるとんでもない大きさの元気玉を食らったにもかかわらず、フリーザはほぼ無傷の状態で、再び悟空らの目の前に現れた。元気玉すら通用しない敵にどう立ち向かえばいいのかまったく分からず、なおかつ元気玉の生成によって悟空の気は著しく低下しており、絶体絶命のピンチであったということである。
 四つには、クリリンの二度目の死が挙げられるだろう。クリリンは一度ドラゴンボールで生き返っているために、(12巻14ページ)地球のドラゴンボールの性質上二度と生き返ることはできない。親友であるクリリンの死とそれを受けた悟空の衝撃が痛いほど伝わってくる22巻48ページ。ここで何の事件も起こらせぬ鳥山明ではない。そして案の定、スーパーサイヤ人が現れた。読者のテンションは否応なしに上がるだろう。
 最後に、悟空の一人称が「オレ」になったこと。悟空といえば一人称は「オラ」であり、連載当初から(1巻15ページ)それは一度も変わらなかった。しかしここで常識が覆され、悟空は自らを「オレ」と呼んだ。この衝撃は大きい。大変な事態だ。スーパーサイヤ人になったことが原因か怒りが原因か定かではないが、今までの悟空ではないことは確かだ。この次のコマから悟空の猛攻撃が始まることは簡単に予測できる。
 以上により、「オレはおこったぞー!!!!!フリーザーッ!!!!!」からはじまる18ページを読み進める読者のスピードは、尋常でなく早いであろうことが予想される。そこで私が実験台となり、ストップウォッチでタイムを計ってみた。
 すると43秒。こんなものか、と思われるかもしれないが、印象深い台詞を二度、三度、実際の声を思い浮かべながら、心の中で悟空と一緒に叫びながら読むために、このくらいになってしまったのではないか。
 ここから、私の読んだ43秒の内訳、つまりどこで何秒かかっていたかを分析する。(数字はコマ数)
●57ページ
(1)悟空「オレはおこったぞー!!!!!フリーザーッ!!!!!」 2秒
●58ページ
(1)、(2) 効果音「ギャオッ」(驚くフリーザに向かい悟空が急接近し、殴りつける)1秒
●59ページ
(1)効果音「バウッ」(吹き飛ぶフリーザに、両腕を振り上げて襲い掛かる悟空)
(2)効果音「ドカッ」(両腕を振り下ろし、フリーザを地面に向かって叩きつける悟空)
(3)(フリーザが地面に衝突。悟空は空中で静止)
(1)(2)(3)あわせて2秒
●60ページ
(1)効果音「ブアッ」(吹き飛ぶ砂塵)
(2)(飛んでくる石や岩が悟空の横をすごいスピードで通過する)
(3)(地面に落ちてくる無数の小石。その中で両手を上げて立っているフリーザ)
(1)(2)(3)あわせて2秒
(4)(空中に浮遊する悟空。少し離れた位置に浮上してくるフリーザ)
(5)フリーザ「えらそうなこと…」「きさまらサイヤ人は…」
  (4)(5)あわせて1秒
●61ページ
(1)悟空「だから滅びた……」
(2)フリーザ「オレが…」「サイヤ人は…」
(1)(2)あわせて2秒
(3)悟空「こんどは…」フリーザ「このフリーザを?…」「このオレに…」
(4)フリーザ「も…もしほんとうに…」
(5)(悟空 不敵な笑み) 
(3)(4)(5)あわせて2秒
●62ページ
(1)効果音「グイン・・」(体をひねるフリーザ)
(2)効果音「バッ」(左手を前に突き出すフリーザ)
(3)効果音「ドウッ」(フリーザの手から大きなエネルギー波。悟空を覆う)
(1)(2)(3)あわせて2秒
●63ページ
(1)効果音「ズボオッ」 (エネルギー波 ロングショット)
(2)効果音「ドドドウッ」(フリーザ エネルギー波を連発)
(3)効果音「パッ パパッ パッ」(ピッコロを背負い逃げる悟飯。遠くに爆発が見える)
(1)(2)(3)あわせて2秒
●64ページ
(1)効果音「ヒュウウ・・」(何事もなかったように浮いている悟空)
(2)(驚いたまま固まるフリーザ)
(3)悟空「おまえはもうあやまっても…」
(4)フリーザ「ふ…ふふ…」
(5)フリーザ「!」効果音「す…」(右手をフリーザに向かって突き出す悟空)
(1)~(5)あわせて3秒
●65ページ
(1)効果音「ドンッ」(悟空の右手からの衝撃波でフリーザが吹き飛ぶ)
(2)フリーザ「うがうっ……!!!!」(吹き飛びながら回転するフリーザ)
(1)(2)あわせて1秒
(3)効果音「キッ」(空中でブレーキをかけるフリーザ)
(4)フリーザ「ハア・・」「ハア・・」
(5)(悟空、余裕の表情) 
(3)(4)(5)あわせて2秒
●66ページ
(1)(悟空とフリーザが空中で対峙)
(2)フリーザ「ハア」「ハア・・」
  (1)(2)あわせて1秒
(3)(フリーザを見ている悟空)
(4)効果音「シュ」(悟空が猛スピードで動く)
(3)(4)あわせて0.5秒
●67ページ
(1)効果音「パッ」(悟空のエルボーがフリーザの頬に直撃する)
(2)フリーザ「くっ!!!!」(体勢を立て直すフリーザ)
(3)効果音「ガッ」(悟空、左のアッパー。攻撃を受けフリーザの体が後ろに回転する)
(1)(2)(3)あわせて2秒
●68ページ
(1)効果音「ビッ」(悟空がフリーザに急接近、さらなる追加攻撃の予感)
(2)効果音「ギャンッ」フリーザ「ぐあっ!!!!!」(悟空の頭突きがフリーザの背中に突き刺さる) (1)(2)あわせて2秒
●69ページ
(1)フリーザ「くっ…!!」(体勢を立て直すフリーザ。悟空と向かい合う)
(2)フリーザ「ぎっ!!!!!」(フリーザが反撃を試みる。効果線が右足に集中している)
(1)(2)あわせて1秒
(3)効果音「ガッ」(フリーザの右足蹴りを悟空が左ひじで受ける)
(4)効果音「ガッ」(フリーザの左ひじによる追加攻撃。悟空が右手の平で受ける)
(3)(4)あわせて1秒
(5)効果音「ガガッ」「ビッ」「ビビッ」(激しい打撃戦。悟空には冷静さが見える)1秒
●70ページ
(1)効果音「バッ」(フリーザが悟空から離れ、後ろに飛びのく)
(2)フリーザ「ふーっ!!ふーっ!!」
(3)効果音「ピッ」(フリーザの右人差し指から光線発射。デンデを殺した技だ(21巻74ページ 通称「デスビーム」))
(1)~(3)あわせて1.5秒
(4)効果音「シャッ」(悟空が無表情で体を左にスライド。光線を避ける)1秒
●71ページ
(1)フリーザ「よ…」「よけた……!!!!」1秒
(2)フリーザ「そっ」「そんなはずはない!!!」効果音「ピッ」「ピピピッ」「ピピッ」(フリーザ、右人差し指から光線を連発)
(3)効果音「シャシャシャ」「シャッ」(すばやい動きで光線をかわす悟空)
(2)(3)あわせて2秒
(4)フリーザ「お…おのれ……あ…あたりさえ…」1秒
●72ページ
(1)(フリーザを見ている悟空)
(2)悟空「あててみろよ」
(3)フリーザ「!!」
(1)(2)あわせて1秒
(4)フリーザ「な……」「なにを~~……!?」
(5)フリーザ「ふ………」「ふざけやがって……」
(4)(5)あわせて2秒
(6)フリーザ「後悔しやがれーっ!!!!」効果音「ピッ」(再び光線を発射)2秒
●73ページ
(1)(飛んでくる光線を見ている悟空)1秒
(2)効果音「ドン」(光線が悟空の顔面に直撃。悟空の顔がその衝撃で上を向く)
(3)(上を向いたままの悟空)
(4)(ゆっくり顔を元に戻す悟空)
(2)(3)(4)あわせて1.5秒
(5)(フリーザを睨んでいる悟空。口からひと筋の血が流れている)
(6)悟空「星はこわせても…」「たったひとりの人間はこわせないようだな……」
(5)(6)あわせて2秒
●74ページ
(1)フリーザ「……………」(驚愕し震え始めるフリーザ)
(2)フリーザ「な…な…なにものだ………」
(1)(2)あわせて1.5秒
(3)悟空「とっくにごぞんじなんだろ!?」1.5秒
(4)悟空「オレは地球からきさまを…」「おだやかな心をもちながらはげしい…」2秒
(5)悟空「超サイヤ人孫悟空だ!!!!!」 2秒
何度読んでも、ほぼ間違いなく43秒になったので細かく分けて分析していった結果が上記である。ややアバウトだが、大体このような内訳での43秒。
分析して驚いたのだが、戦闘シーンは単純に読むスピードが上がるから早く過ぎるだろうと思っていたけれども、実は諸所に小休止のようなものがあり、そこで一呼吸おける形になっていた。よって、読む速度に波が発生することが明らかになった。それは例えば61、64、72ページの台詞が多く入るページ、63、70ページの一度ロングショットになることによって速度が緩やかになるページ等である。
これは漫画をスムーズに読み進める上で、非常に効果のあることではないだろうか。確かに激しいシーンばかりでは読む側も疲れてしまう。激しさと緩やかさを兼ね備えることでバランスを取っているのだ。意外な工夫を発見することができた。
また読みやすさの工夫としては、分かりやすい効果音というものがあると考える。「ギャオッ」「ドカッ」「ズドーン」など、頭の中で言葉から音へと変換しやすい、よく使われるタイプの効果音が多数使用されている。これは効果音そのものに工夫が無いわけではない。一般の読者がスピード感を維持しつつ読み進める中で、あまり特徴のある効果音が入っていては、戸惑ってしまう。
例えば、同じ『週刊少年ジャンプ』に連載されていた『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズはその典型的な例だ。キスをしただけで「ズキュウウウン」、立っているだけで「ドドドドドド」。確かに実際、映像化したらそういう音が流れることがふさわしいシーンなのかも分からないが、常人には漫画を読み進める上で、そこまでの効果音をつける力はない。「ドドドドドって何?」と思った時点で目の動きが止まる。
それでは意味がないのだ。分かりやすい効果音とは、単純なようでとても意味のある手法であろう。今回取り上げた18ページにおいて最もそれが顕著なシーンは、58ページ(1)(2)の効果音「ギャオッ」だろう。上下段をぶち抜きで書かれ、効果音を見ながら絵も2コマ同時に見ることができる。分かりやすい効果音に乗って、すごいスピードで悟空がフリーザを殴ったのだということがはっきりと理解できるよう、工夫されているのだ。
さて、上記の分析結果では、どうも伝わらない部分が多々あると考える。私が読んだときに感じた、爽快感のようなものが一切伝わってこない分析方法だからだ。よってここで、私が実際に読んだときに、私の頭の中で展開されていた『ドラゴンボール』はどのようなものだったのかを、ここに改めて記したい。
オレはおこったぞー!フリーザー!!
ギャオッ ドカッバウッドカッ ズドーン!!
しーん ブアッ ヒュンヒュンヒュン ガラガラガラガラ シュイイイン 
えらそうなこといいやがってきさまら罪のない者を殺さなかったとでもいうのかだから滅びオレが滅ぼしたんだ サイヤ人はなんとなく気に入らないこんどはこのオレがきさまを滅ぼこのフリーザを?図にのるのもそれぐらいにこのオレに勝てるわけがないもしきさまが超サイヤ人であったとしても フッ
グイン バッドウッズボオッ ドドドドドドドド 
パパパッパパパッ
ヒュウウウ おまえはもうあやまってもゆるさないぞ ふふふ 
すっドンうがうっ キッ ハァハァ ニッ ハァハァ 
シュッ バキイッくっガッビッ ギャンぐあっ!!!!
くっ ぎっ ガッガッ ガガガガガビビビビビ バッ 
ふーっふーっふーっふーっ
ピッ ピキューン シャッ よ、よけた!!!
そ、そんははずはピピピピピピ シャシャシャシャシャシャ 
おのれあたりさえすればきさまなんか あててみろよ な、なにを~ふざけやがってええ 後悔しやがれえええ!!!
ズキューン キーン ドンッ!!! シーン 
星はこわせても たった一人の人間はこわせないようだななんだとおお!!!
な、な、なにものだ!?
とっくにごぞんじなんだろ!?
オレは地球からやってきたサイヤ人 おだやかな心 はげしい怒り 伝説の戦士 
スーパーサイヤ人!!!!孫悟空だ!!!!
ズドーン!!!
 なんなんだろうこれは。もはやレポートとは呼べない。文章すら成立していない。しかし私の頭の中に流れた映像を忠実に再現した結果がこれだ。正確な情報を伝えるために致し方なかったのである。ご容赦願いたい。
 ここで分かるのは、まず一つ目には、漫画には存在しなかった効果音が勝手に入るということだ。これは、自分が頭の中で漫画を映像に変換しているからだと思われる。頭の中では『ドラゴンボール』のムービーが流れているのである。
 作者は、前にも触れたが必要最低限の「分かりやすい効果音」しか書き残していない。しかしこの場にはそれ以外にも、空気の流れや、吐息や、さらにはBGMなど様々なものが流れていておかしくはない。いやむしろ、そうあるべきだ。したがって読者は、勝手に頭の中で効果音を付け加える。
 二つ目に、台詞のテンポを自分なりに変え、文を最後まで読んでいないということだ。語尾と語尾がくっついて、言葉の掛け合いのようになっている。だがこれだけ激しい戦闘を繰り広げ、今にも相手を殺さんとしている最中に、いつまでもチンタラと会話をしているだろうか? それは会話をする側にとっても本を読む側にとってもストレスのたまる展開だ。よって漫画を読む上で、長い台詞は要点の単語をピックアップし、語尾同士をつなぎ合わせてテンポをはやめるという作業を、勝手に頭の中で行っているのである。
 これらによって、『ドラゴンボール』はさらにスピード感が増し、漫画としての面白みを増幅させているのである。
 ここまでの分析により、『ドラゴンボール』がいかに読みやすいテンポで構成され、またそれを読者はどのようにして漫画から映像へと変化させて、さらに面白いものに変えているかが明らかになったことと信じたい。
 さて、『ドラゴンボール』といえば、原作以外にもアニメ版も有名である。先日早稲田祭に野沢雅子氏が訪れた際、放送終了より何年も経過しているにもかかわらず、ギャラリーの数がとても多かった。『ドラゴンボール』人気はいまだ健在である。
 しかし私はアニメ版と今まで分析してきた原作は似て非なるものだと考えている。アニメ版はスピード感が圧倒的に欠けているのである。原作版は元々存在するスピード感に加えて、読者が自ら映像化することで更なるスピード感を得ている。『ドラゴンボール』の魅力とといえば戦闘シーン、といっても過言ではない。しかしアニメ版はすでに映像化されているため、映像化されているものを改めて脳内で映像化し直すなどできるはずもなく、放送のスピードにあわせるしかない。
 だがその放送されているアニメ版のスピードは、本当にイライラするほどゆっくりとして、ひっぱりに次ぐひっぱり。すぐ次回予告に入って、また来週。そして次の週はナイター中継で休み、というオチが待っていることがしばしばだった。そこで、アニメ版がいかにスピード感がないか、ということについて取り上げ、原作版の魅力をもう一度分析してみたいと思う。
 DVD16巻 第96話「怒り爆発!!悟空よ、みんなの仇を討ってくれ」における10分45秒からのシーンが、上記の18ページ分に該当する。まずはじめの「オレはおこったぞ~」の部分、私の感覚では、その前の悟飯の台詞直後に入るはずだが、実はこの前に原作にはない「チチがナメック星に乗っていこうとしている様子」というシーンが挿入されるのだ。それがまことにいらいらする。確実に時間稼ぎのシーンであり、亀仙人やヤジロベーも台詞を話す。ヤジロベーは、クリリンが死んだため声優である田中真由美の仕事が無くなってしまったので登場していることがはっきりと分かる。また亀仙人も、原作ではまったく出てこなくなってしまうがそれでは声優の宮内幸平の仕事がなくなるから、という理由だろうと思われる。
 原作にアニメが追いついてしまうのを防ぐために原作に無いエピソードを入れて時間を稼ぐ、という理由もあるようだ。原作を知っている視聴者からすればまことにストレスのたまる構成である。こういうことをやっている時点でスピード感はすでに0である。テレビ局やスポンサーとしての「大人の事情」が垣間見られるから、なおよろしくない。
 閑話休題、比較を続けよう。
 「オレはおこったぞ~」は、私の感覚では2秒。しかしアニメ版での台詞はこうだ。
 「オレは…オレは…く、く、く、く、オレはおこったぞー!フリーザー!」
 ここまででなんと27秒。約14倍の時間をかけているのだ。明らかに引っ張りすぎだ。
 気を取り直して、次のページから59ページ。フリーザが地面に叩きつけられるまでを比較する。私の感覚では3秒。あっという間にフリーザが吹き飛ぶはずだった。しかしアニメ版では、悟空が飛び出してからフリーザが叩きつけられる瞬間までになんと16秒。なんと目の疲れない親切な戦闘シーンだろう。一つ一つのカットがゆっくりで、声優(中尾隆聖)も「ぐわっ」だの「ぎゃおっ」だのと悠長に声を出す。スローを用いて画面を見やすくしても、せいぜいここは8秒だ。16秒は長すぎる。
 しかもその後がさらに長い。地面に叩きつけられたフリーザは、原作ではすぐに立ち上がるが、アニメ版では叩きつけられて粉塵が巻き上がり、それを悟空がじっと見ている、というよく分からない間のシーンができている。
 フリーザが再登場するまでにも、妙な爆発や地面が割れるなどの無駄な演出が数多くあり、60ページ(2)に至るまでに約30秒かかる。その後水柱が何故か空高く吹き上がって、ようやくフリーザが砂煙の中から姿を現すまでに約14秒。原作では7秒のはずだった。しかしアニメ版では、はじめ10分45秒だったカウンターがすでに12分16秒。つまり7秒から1分31秒への引き伸ばしだ。演出は限りなく大げさで、ゆっくりとして、いちいち間が設けられている。懇切丁寧にも程がある。有り難すぎて涙が出る。
さらにその後、「えらそうなこと…」というフリーザの台詞が入る前に、なんとCM。カウンターはすでに12分38秒。1分53秒も使っておいて、進んだページは3ページ半。これがアニメ版のスピードである。この後の台詞を聞くためには、1分半~2分程度のCMをはさむ必要があり、「ロート 子供ソフト」や「トーハト キャラメルコーン」や「ケロッグ コーンフロスト」のCMを何度も見なければならない。たまにはごろもフーズのCMも流れていたはずだ。いつもいつも同じ会社の同じCMだから、内容まで暗記した。とにかく進行が遅い。このスピードで進んでおいて、来週はナイター中継でお休みですなどと言うから腹が立つ。
相当主観の入った比較になったが、ここまでで原作のスピード感というものがいかにアニメ版で再現されていないか、ということがはっきりしたと思う。「早く知りたい」という読者の思いや、読みやすい工夫などから生み出されていたスピード感は、一切再現されていないとしても過言ではない。そしてこのアニメ版の進行スピードによって、原作のよさがより引き立ったことと思う。
「読者のスピードで読み進めることができる」というのが原作の最大の強みであるために、元々放送枠の決まっているアニメ版と比較するのは間違っているという意見があるかもしれない。しかし、アニメ版を制作するスタッフも当然ながら人間である。彼らは原作を読んでいるはずであり、なぜそのとき感じた躍動感を何とか再現しようとしなかったのか。そこまで「大人の事情」というものは厳しいものなのだろうか。もし私が『ドラゴンボール』のアニメを作るならば、原作のスピード感を失わないよう、尽力するであろう。
 改めてまとめると、このレポートでは『ドラゴンボール』の戦闘シーンにおけるスピード感について、主観を交えつつ分析し、またアニメ版との比較をすることでさらに理解を深めてきた。
 これらによっていかに『ドラゴンボール』の戦闘シーンがスピード感のあふれるものであるかが明らかになったものと信じる。
〇参考文献
『ドラゴンボール完全版』1巻、12巻、14巻、20巻、21巻、22巻 鳥山明・著 集英社
『ジョジョの奇妙な冒険part1ファントムブラッド』① 荒木飛呂彦・著 集英社文庫
〇参考映像
『Dragon Ball Z DVD#16 096 怒り爆発!!悟空よ、みんなの仇を討ってくれ』
                  バードスタジオ 集英社・フジテレビ・東映アニメーション 
————————————————————————-————————
一个日本龙迷分析战斗力?
这个发到这里合适吗?``

发表于 2009-1-21 10:02 | 显示全部楼层

呵呵,看来你没理解这段文主要想表达的什么。

战斗力那一点只是这个执笔者对弗利萨那一段精彩之处的分析,主要意思是:弗利萨1:53万的战斗力,弗利萨2:100万以上,弗利萨3和4形态更厉害,悟空对基纽才18万(界王拳后18万,基础战斗力9万),以后可怎么对付弗利萨啊?由此引出超赛的诞生,然后,这段文主要是对龙珠漫画和动画的速度感/节奏感的分析,具体举的例子就是超赛悟空说出:“我发怒了!弗利萨”之后18页漫画的内容,作者还特意用秒表掐算了阅读漫画的时间和这段动画的时间,结果他发现动画版要比漫画的时间长数十倍,由此感觉到:龙珠漫画之所以经典,是由于战斗场面的节奏把握恰到好处,而动画版实在是拖沓,把“本应该由读者自己想象的战场声音,环境等要素强制在动画版里体现出来(说白了是战斗拖戏),这不仅让读者感到厌烦,又降低了原作的速度感”,最后也说“如果由我来做动画,会争取把动画的节奏和漫画保持一致,但我也知道这是不可能的,因为动画版由于客观原因,必须要拖戏等漫画进度,延续龙珠动画的播放时间,这属于“大人的事情”(即出于商业角度,而非艺术角度思考的问题了)。


发表于 2009-1-21 11:07 | 显示全部楼层

似乎不是在分析战斗力,而是战弗那段动画还原漫画场景时加的效果音,太深了,得会日文的资深人士才能看懂了,先放这里吧,好歹能看出是个龙珠分析文,引用的资料竟然有JoJo…

刚才没看到Q君的回复,看看再编辑… 原来如此,正是C桑重剪动画的意义所在啊,那段实在是拖的没边了,不知还能否剪出原作的感觉,光是被打到水底那段就够恶心… 现在想来为了多卖几张DVD实在太狠了,可当年他们确实也没有更好的办法了,也没有别的角色可以做外传,当时的剧情太极端
[此贴子已经被作者于2009-1-21 11:19:41编辑过]

 楼主| 发表于 2009-1-23 06:30 | 显示全部楼层
根本就没看懂嘛``我又不懂日文``

发表于 2009-1-30 09:29 | 显示全部楼层

楼主不是说开始学日语了吗,以前也看你用机器翻译,一般的在线翻译也能把标题的“戦闘シーンのスピード感”翻译个大概吧…

这篇似乎是个论文,原来悟空对自己的称谓从オラ变オレ也是变超那里愤怒的证据啊,不会日文的话很难体会到这点了…

对那段愤怒后的打斗时间分析相当精细,每格每句话每个动作每个効果音用几秒都分析了,还大赞老鸟的台词和效果音功力深厚,把这段打斗的节奏控制的非常好,让读者可以脑中补完动起来的漫画…

动画那部分的拖戏除了慢放还有台词拉长、破坏效果加多…

日本人也常打错字么,“弓”打成了“由美”,大概就是因为发音同为Yomi吧


 楼主| 发表于 2009-2-2 22:29 | 显示全部楼层

怎么说呢``我是从08年11月买的日语书``其实就自学了几天``后面就没什么时间学了``因为家里是做茶叶的`挺忙的,晚上的时间对我来说看动画比较重要``我现在还只是会50音的平假名``片假我都还不怎么认识````


发表于 2009-2-3 00:37 | 显示全部楼层
以下是引用我是悟空Z在2009-2-2 22:29:43的发言:

怎么说呢``我是从08年11月买的日语书``其实就自学了几天``后面就没什么时间学了``因为家里是做茶叶的`挺忙的,晚上的时间对我来说看动画比较重要``我现在还只是会50音的平假名``片假我都还不怎么认识````

片假名玩游戏学去,推荐一些日式SLG游戏,时刻面对着据点,人物,兵器啥的片假名名称,不会也会了。

你还没上大学吧,大学后有的是时间学习,一开始最好别自学,先报个4级课程入门了就好办了。


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