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http://news.livedoor.com/article/detail/4096222/
4月5日より、装いを新たに放送されたアニメーション『ドラゴンボール改』。これは『ドラゴンボールZ』のフィルムにHDリマスターというかたちで手を加え、改良されたものであり、まったくの新作でもないし、旧作のままでもない。どんな『ドラゴンボール』になるのかと、良い意味でファンを裏切ってくれることを期待して多くの人たちが注目していたが、本当の意味で期待を裏切ってくれたようだ。
現在のハイビジョンテレビに合わせて横長の映像にするため、過去のフィルムの上下をカット。それにより、キャラクターの頭が画面からはみ出して見えなかったり、シーンによっては不自然に思える場面もあるという。また、HDリマスターとはいえ、さすがに十数年前のアニメーション描写は現在よりも劣り、一新されてゼロから作られたオープニングのアニメーションと比較すると本編の古臭さが強調されて厳しいという声もあるようだ。
また、このことについて『にゅーあきばこむ』の記者は「『ごはんですよ』のCMが一番クオリティ高くて笑えるから本当に困ったものです」とコメントしており、インターネットのブログや『2ちゃんねる』で感想を読んでみると、まさにその通りの感想を持った人が多くいたようす。
しかし、よくよく過去の『ドラゴンボール』シリーズと後期に放送されていた『ドラゴンボールGT』を見比べてみると、なぜか過去の『ドラゴンボール』のほうがシックリくる。なぜなのかいろいろと考えてみたところ、後期の『ドラゴンボール』シリーズはキャラクターがオイルを塗っているかのようにツヤツヤしているのだ。悟空もブルマもウーロンもツヤツヤしまくっていて、ちょっと気持ち悪い……。そう考えると、『ドラゴンボール改』で完全に作り直しをしなくて、むしろ良かったのではと思うのだが、いかがだろうか?
イラスト: ピョコタン